2008年09月09日

力道山vs猪木!これぞ究極の師弟対決・・・ゲノムビデオVol.2

今回は力道山vs猪木の師弟対決です。昭和37年11月7日に放送された「チャンピオン太」の第1回放送の中で行われました。
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プロレスの父・力道山に相対するのは死神酋長ことアントニオ猪木。これぞ究極と言っても良い師弟対決ではないでしょうか?
猪木さんが死神酋長役で出演したのは有名ですがキャストを見てびっくり。0809081
吉村道明さんや遠藤幸吉さん等といっしょに死神酋長が名を連ねています。
猪木寛至の名前は出てきません。つまり猪木さんの実際のリングネームが死神酋長だったということになります。

当時、力道山は、このTVと並行して死神酋長のキャラクターをリングに持ち込み猪木さんを売り出したかったようです。後に猪木さんがタイガーマスクでやったことをしたかったのでしょうね。

そして、この放送日の4日前の11月3日、猪木さんは本名の猪木完至(寛至)から「アントニオ猪木」に改名しました。よく言われる往年の名レスラー、「アントニオ・ロッカ」から取ったリングネームとされてますが、実際はそうではなかったようです。

“アントニオ”とは猪木さんがブラジルに住んでた時のミドルネームで、正式には「死神酋長アントニオ猪木」というのが本当のリングネームだったと猪木さんが語っています。あまりにも長い名前なので死神酋長を取ったということらしいですね。

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ワフーを彷彿とさせるような衣装です。

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日本国民の英雄、プロレスの父、力道山。

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決戦は昭和37年10月1日渋谷リキ・スポーツパレス。
(実際に撮影が行われた日は昭和37年8月18日)

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ついに師弟対決のゴングです。実際にお客さん入れてます。超満員です。

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まずは向かい合い、距離をつめます。

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手四つの体制から力が入る。実践的です。

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ロープに詰めて、いきなり弓を引くストレート!

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力道山、胴タックルに行くも、猪木さんフロントネックロックに捕らえます。

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ここで“ロープ際の魔術師”場外に落とします。猪木さんはこれを盗んだのかもしれません。

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ここら辺の動きは完全にアントニオ猪木です。

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出た!伝家の宝刀、空手チョップ。

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必死で耐えるも、もんどり打つ猪木さん。

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起き上がりざま、もう一発!

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さらに3発目の空手チョップの連打。

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完全なピンフォール。かと思いきや猪木さんの足がロープに?・・・

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しかし力道山の勝利になりました。

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ちなみに第4回に猪木さんは覆面レスラー「ストライプ・スネイク」役でも出演しています。

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まさに顔隠してアゴ隠さず。

日本人初の覆面レスラーは昭和42年に覆面太郎としてリングに上がったストロング小林さんとされてますが、その前に猪木さんが覆面をかぶってリングに上がっていることになりますね。(※力道山亡き後、豊登さんと田中忠治さんも覆面太郎の前に覆面をかぶって試合をしたことがあるそうです)
さらにカブキさんやナガサキさん、ムタよりも、ずっと前に顔にペイントしてリングに上がった日本人レスラーは猪木さんということになりますね。

猪木さんが持っている無限大のエンターテインメント性はこの頃に培われており、これも力道山ゲノム、猪木ゲノムの中の一つと言えるのではないでしょうか。

そして、この力道山vs猪木の師弟対決を“真の闘い”であったと唱えた人がいました。原作者の梶原一騎先生です。

最後にその回想録がありましたのでご紹介します。漫画の本に載っていたようです。
 しゃくれ顎の顔を毒々しくペイントされ、派手な羽飾りをかぶせられた猪木と撮影当日に初対面した。
 しかし、そんな珍なる装いにも関わらず、この若者には身辺に漂う「赤と黒」の主人公ジュリアン・ソレル的な雰囲気があった。野心にキラつく美しい目をしていた。それと
一抹の危険な匂い……。
「殺陣? そんなもんレスラーにゃ無用!」
 リキさんは殺陣師を拒絶し咆えた。
「本気でガンガンやりゃあええ。寛至よ、いつも張り倒されている仕返しのチャンスだぜえ。セメントで来い!」
 いともバカ正直(?)に若者は反応した。原作の筋書きどおり、序盤は反則の嵐に耐えるヒトを演ずる力道山を、猪木扮する死神酋長は遠慮会釈なくブン殴り蹴りまくり絞め上げた。
 肉と骨のきしむ物凄い音響。スタッフはビビリ青ざめ、誰かが呻いた。
「実戦より凄えや、コレ……」
 あきらかに私の目にも凡百の実戦を超える瞬間が訪れた。
 これも筋書きどおり力道山が伝家の宝刀・空手チョップで反撃に転じた瞬間、その瞬間である。若き猪木は筋書きどおりにはカンタンに吹っ飛ばされなかったのだ。力道山のセメント・チョップを踏みこらえ、セメント・ナックルで応酬する凝縮された白熱、殺気を見た、と自分も空手修行に血道あげていた当時の私は思い、慄然とした。
 力道山も感応し、狂暴になった。不遜な若者はブッ倒され、くるおしく踏みにじられ、さらには引き起こされ、チョップの比でない本当の力道山の殺し道具ヘッドバットまでブチかまされた。
 悲鳴を発し女性スプリクターが両手で顔をおおい、男性スタッフ全員は凍りついた。
 彼らはドラマどころでない日本プロレス史の劇的瞬間に立ち合った。すなわち、力道山・猪木のセメントマッチである。
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ゲノム・ビデオ | アントニオ猪木

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コメント一覧

1. Posted by 紫レガ   2008年09月10日 03:06
素晴らしい映像です!!

まさにドリームマッチですね。
こういう映画に猪木を起用してたあたり、力道山が以下に猪木を買っていたかがうかがえます。
2. Posted by 123da   2008年09月10日 17:28
>>紫レガさん

猪木さんは、まだ19歳ですからね。
当然プロレスの試合ではTVに出れなかったと思いますよ。自分が主演のドラマに起用したのはやっぱり猪木さんに何かを期待してたんでしょうね。
3. Posted by アスク   2008年09月11日 16:35
・・・・・久しぶりにこんなに感動いたしました。
4. Posted by 123da   2008年09月12日 04:14
>>アスクさん

うれしい、お言葉ありがとうございます!

僕も感動しました。

今後ともよろしくお願いします。

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